IT技術が発展した現代では、IT技術が日常生活の中でもビジネスの中でも浸透しています。その技術を構築する存在がエンジニアですが、エンジニアには様々な種類が存在しています。ビジネスの現場が主な活躍場所であるエンジニアとしては、ERPエンジニアがあげられるでしょう。
ERPとは、企業資源計画のことです。企業を運営するためには、ヒトとモノとカネという資源を円滑に運用しなければなりません。効率的な運営を行うためには、それぞれの資源の情報を集め、データを集約・分析することが必要となります。そのデータを一元化し、分析するシステムのことをERPシステムと呼び、これを構築することがERPエンジニアの仕事といえるでしょう。
ERPシステムの開発に使用される開発言語はいくつかあります。業務システムによく使用されるCOBOLをはじめとしてJavaやPythonはその代表といえます。COBOLは、アメリカで開発された言語であり、ほかの言語よりも読みやすいことが特徴です。金額を計算することに適しています。Javaは、非常に人気が高い言語であり、業務効率化ツールの開発などにも使用されています。Pythonは、古くから存在する言語で、AIや機械学習にも使用されています。ソースコードが読みやすいという点が特徴です。このほか、ABAPという言語もERPシステムには使用されることが多いです。特定のプラットフォームに依存することなく開発運用することができる点が特徴です。言語仕様の変更やアップデートの際の影響も少なく、プログラミング初心者でも学びやすいというメリットがあります。